≫ 改良型真空脱水圧密工法 ベストフロアーシステム

NETIS登録 ベストフロアーRV工法 CB-210013-A 


 

■ ベストフロアーシステムとは・・

  • コンクリートは本来、強度や耐久性などの面において、優れた性能を作り出せる特性を有していますが、現場施工時には作業性が優先される為に、出来上がったその性能が二の次になっています。その結果、乾燥収縮によるひび割れや、ブリーディングによる上方表層部の強度低下による劣化、仕上げ材の不具合発生等、大変多くの不具合発生要因となっております。
  • ベストフロアーシステムは、床コンクリートのいちばん弱点であるその表層部を、ブリーディング水を含めセメントの水和に不必要な余剰水を短時間で脱水すると同時に、大気圧で締め固めることにより、床コンクリート表層部を緻密化・機能化させ、本来の強度を確保し、仕上げ材を含めた耐久性の向上を図るために考案されたシステムです。
  • 何も加えずにそして足さずに、改質強化して床の不具合を回避する、エコロジーなシステムです。

■ ベストフロアーシステムの特徴

1.短時間で脱水と圧密

コンクリート打設後、夏季で1時間~3時間・冬季で5時間~8時間を目安に、ブリーディング終了間際に、網ゲタを履き、3分~8分の短時間で脱水処理を行います。

2.セメント粒子を排出しない

 セメント粒子を通さずに、空気と水は通過する立体織ろ過マットを使用。柔軟でコンクリート表面に密着し吸引される余剰水をろ過します。

 


3.コート材を練り込み仕上

脱水後のコンクリート表面からのドライアウトを防ぎ、仕上げ材との接着力も高める練り込み型膜養生材。水性の樹脂、界面活性剤またはエマルジョン等を主成分とする。

 

 

4.開始時期の判断を専用貫入計で

施工管理者が常駐し、真空度の管理や当日の作業記録収集及び改善効果の調査を行う。また、真空脱水処理開始時期を判定する装置を開発し、開始時期を数値化し管理する。(BF型貫入計で200~400N)

 

 



■ 主な改善効果

 

表層部の緻密化

 

無処理ではコンクリート表層部に気泡や水隙の跡が多数見られるが、BF処理されたものはW/Cが小さくなり緻密化している。

 

連続強度の向上

 

調合強度に関わらず表層部に向かい強度が連続して向上する。

 


初期強度の発現

 

材令28日強度が1週間で、7日強度は3日間で得られます。

 

表層強度の安定化

 

不均一な表層強度のバラツキを安定化させる。

 

 



≫ 施工事例

■土木工事(ベストフロアーRV工法)

  • 橋梁上部工(床版、PC床版、張出床版など) 橋梁下部工
  • ボックスカルバート底版 
  • 水路トンネル 防波堤基礎 コンクリート舗装など
ダウンロード
RV工法 カタログ
ベストフロアーRV工法 カタログ.pdf
PDFファイル 480.4 KB
ダウンロード
RV工法 標準施工要領書
ベストフロアーRV工法 標準施工要領書.pdf
PDFファイル 1.0 MB
ダウンロード
RV工法 技術資料
ベストフロアーRV工法 技術資料.pdf
PDFファイル 1.3 MB


■ 建築工事(BF-1工法~BF-3L工法など)

  • 床コンクリートの乾燥養生が取れない現場(工期短縮・早期解放)
  • 防水・塗床など仕上げ材の膨れや不具合の回避(接着性能の向上)
  • 強化骨材散布型とのコラボ(連続強度の向上)
  • 軽量コンクリートとのコラボ(表層強化)
  • ファイバーコンクリートとのコラボ(グリップ性の確保)